2月 5, 2010 投稿者 yujirusi
猪を喰う
雪が暗く窓を打つ 犬が吠えるその目が光る クサリに頭を逆さに吊された 仕留めてきたばかりの大猪
天井から下がった電球 幾本かの血のこびり付いた出刃 ストーブで薪が爆ぜつづく 袋の毛皮と袋の骨殻と
やつの腹から抜き出した ぶるぶると震える腸のかたまり 爺が手際よく刃先を入れ 刺身にして大皿に
うんめぇのとみんなは コップの焼酎をあおって 醤油をつけて口中へぺろり うんめぇのとうめく
(10・2・4)
カテゴリー: literature, poem | コメントする
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